「あした死ぬかもよ?-人生最後の日に笑って死ねる27の質問-」は、2012年に株式会社ディスカバー・トゥエンティワンから発行されました。著者である、「ひすいこうたろう」さんは作家、コピーライター、漢字セラピストなど多くの肩書をもたれて幅広く活躍されています。
「ふじだい」が評価してます。ご参考までにどうぞ。
「後悔しない生き方とは何か?」あなたの考えをはっきり言えますか?「生きる目的は何ですか?」、「充実した人生とは?」かなり重たい質問ですが、あなたは答えることができますか?
本書は、上記の質問に対しての向き合い方のヒントがちりばめられています。
生き方を考えないということは、受け身的で他人のレールに導かれて歩かされているかもしれません。人生1度きりです。時間をかけて自分の人生をみつめるきっかけを作りましょう。
- 死と向き合う必要性を理解できる
- 生きる目的の考え方を学ぶことができる
- 充実した人生を送るスタートラインに立つことができる
生きる目的とは、人それぞれ違うため答えはありません。さらに、「分かる」と断言できるものではありません。もしかすると、一生分からないのかもしれません…(一生探し続けることかもしれません)。
しかし、生きる目的を考えないのは、何のために生きているのか、「わたしは、生きがいがありません。」と発言しているのと一緒です。生きる目的の考え方を学ぶこととは、充実した人生を送るスタートラインに立つということです。
「充実した人生を生きる答えを見つけています。」という方は、ここで読み終えてください。あなたの時間がもったないので、よろしくお願いします。
タイトルは重たいですけど、中身はとても読みやすい本ですよ!
本書を楽しんでもらうために、著者が何を伝えたいのか、著者の質問を2つ紹介したいと思います。参考にならないと思いますが、質問に対する「ふじだい」の答えも提示させてもらいます。
まずは、目次を紹介させてもらいます。
本書の目次
人生を終える日、どんな気持ちになっていたら最高ですか?
第1章 後悔なく生きる
第2章 ドリーム(夢)を生きる
第3章 ミッション(志)を生きる
第4章 ハートの(声)を生きる
ラストメッセージ
あとがき
では、さっそく解説させていただきます。
著者の思い
「心のときめかせ方を伝えて、みんなの心に明かりを灯したい。」これだけです。あなたの心をワクワクときめかせたい。あなたの心に革命を起こしたい。僕の一番やりたいことは、それだけです。
引用元:あした死ぬかもよ?P102
一言で著者の思いを表現されていました。
本書以外にも著者が出版している本として「3秒でハッピーになれる名言セラピー」や「人生が100倍楽しくなる名前セラピー」など、幸せな人生を送るためのヒントを発信している方だと思います。「あした死ぬかもよ」と、そのまま読んでしまうと「えっ!?」「怖い」と感じてしまいますが、表紙は「やわらかい」「あたたかい」タッチで描かれています。
わたしは、昔は自分のことがきらいでした。さらに、他の人のこともすきになることができませんでした。どうしたら、自分のことや、相手のことを好きになれるんだろうと考えていました。
他の人が失敗したり、悩んでいる人がいると私は「ほっとしていました」。今、かんがえると最低ですよね…
それほど、自分に余裕がなく、悩み続けていて、幸せを感じることができていなかったんだと思います。
昔に比べると、今は幸せを感じることもできるようになってきました。この記事を書こうと思えるのも、自分以外の人に幸せになってほしいと思えているからではないかと思います。
わたしの話に脱線してしまいました。すみません…
話をもどします。
著者は、1人でも多くの方に「心の明かりを灯す」という相手目線で生きておられる素敵な方です。わたしは、少しでも著者に近づけるように精進していきます。(また、わたしの話にもっていこうとしてますね。)
本書は、様々な角度から「死」に対しての質問が向けられます。「なぜ、死と向き合う必要があるのか」を解説していきます。
人生をまっとうしたとしても、時間でいうと人生は4000週間しかないそうです。
なぜ、死と向き合う必要があるのか?
逆に、こう言われるとどう思いますか?
「あなたは死にません。」
生き続けるのであれば、「何のために生きているのかな?」と思いませんか?
そういうことです。人は、「100%いつか死ぬのです。」だから、あと何十年生きれるのかな?と考えることができるのです。
今、何十年と言いましたが人によっては違うはずです。あと何年の人もいれば、あと何か月、あと何日…と時間が短くなればなるほど、生きる目的を本当の意味で考え始めるはずです。
あなたの命がいつ亡くなるかは分かりません。
これが、なぜ、死と向き合う必要があるのかの答えと私は考えます。
まず、体感してください。
想像してください。あなたはの魂は、あと30秒で肉体を離れます。
引用元:あした死ぬかもよ?P9
今、あなたはどこにいますか?
あと、30秒で自分の命が尽きてしまうと考えた時にどう感じましたか?
「もう、十分自分の人生に満足しました。今までお疲れさまでした。」と言えますか?
私は、そう言えるようにこれから見つけていきます。そして、本当に自分がなくなるときに「満足した」と言えるようになりたいです。
というのは、こんなアンケート結果があります。
「90年の人生を振り返って唯一後悔していることは何ですか?」これに対して、なんと90%の人が同じ答えでした。
引用元:あした死ぬかもよ?P3.4
それは…
「もっと、冒険しておけばよかった」
衝撃ですよね!!
裏を返せば、今日から後悔しないために対策ができるということです。
あなたにとっての冒険とは何ですか?やりたいことは何ですか?
まだ、みつけていない方は、まだ時間があります。
「ふじだい」と一緒に見つけていきましょう!
90%とは衝撃ですね!
冒険に失敗したとしても、次に成功するための経験と思って冒険しましょう
著者の質問
失う前に、気がつきたい幸せはなんですか?
大好きな人が死なずに、今日生きていてくれる。それ以上の幸福ってありますか?生きているって、大好きな人に会えること。会いに行ってその人を感じることができる。これ以上の幸福ってありますか?
引用元:あした死ぬかもよ?P50
わたしは、この文章を読んで、目頭が熱くなりました。(ちなみに、朝7時からです。)
わたしの答えは、言うまでもありませんね…
なので言いません。
幸せの本質ですよね。もし、結婚しているのであれば結婚相手をイメージしてください。いなければ、親や仲の良い友達をイメージしてください。
イメージした相手に対して普段から「いてくれてありがとう!」と思えてますか?もし、相手が30秒後に亡くなったら、あなたどう感じますか?
人は、失ってから幸せを気づきますよね?
目からウロコが落ちました!
なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとうはどうしたい?
夢がかなったつもりになって考えてみてください。どんな気分になりますか?
引用元:あした死ぬかもよ?P207
そのとき、あなたはなにをしてますか?
それから?
それから?
それから?
喜びでワクワクしてきましたか?
なにもかも大丈夫だとしたらほんとうはどうしたい?
この文章を読む前のふじだいの答えは、「1年間かけて世界1周旅行する。」ということでした。
おいしい物を食べて、世界各地の観光名所を巡ってと。考えた時はワクワクしました。
しかし、ふと考えました。「おいしいなぁ。」「景色がキレイだなぁ。」とそのときは感動するかもしれません。旅行が終わった後はどうなりますか?おそらく、「次は、宇宙旅行に行きたい。」と言い出すじゃないかと思います。
「世界1周旅行に行く」という夢が悪いと言っているのではありません。行った先で、自分が何を吸収できて、何の目的で行くのかということだと思います。例えば、現地に住んでいる人と1晩かけて語り合うなどはどうでしょうか?テレビ電話ではなく、直接対面することでしか味わえない五感(特に匂い、現地の味、手触り)がありますね。その土地の文化や考え方、自分との違いなど現地に行かなければ味わえない経験はたくさんあります。なるべく、具体的に掘り下げて考えることでワクワク感が強くなるのではないでしょうか?
もし、ワクワク感がないのであれば、本当にしたい夢ではないそうですよ!
自分で引いた人生のレール歩きたいですね!
まとめ
人は生まれたら必ず死にます。未来の予定を先に入れておくことで、「未来」→「現在」へと時間の流れを逆にすることができます。
夢を達成できる締切日を決めましょう。
私は、まだ生きる目的がはっきりと決まっていません。そのため、たくさんの本を読んでそこからたくさんのヒントをいただこうと考えています。本書もわたしが生きる目的を教えてくれる大切な本の1冊になりました。死と向き合ることで生きることへの向き合い方がうっすら見えてきました。
今日が充実した人生を送るためのスタートラインです。
この記事を読まれた方は今、生きていることに感謝できているのではないでしょうか?身近な人が生きていることに幸福だと感じることができているのではないでしょうか?
そう願っております。
これから、人生最後の日に笑って死ねるための答えを一緒に探して行きましょう。
本書では、残り、22の質問があります。この記事のみで答えを探すことは難しいので、実際に手にとって残りの質問の答えを考えてみてはいかがでしょうか?私は、半歩先(1冊読み終えましたので…傲慢な言い方ですみません…)でみなさんをお待ちしております。
本当の意味で死について考えたことがない方は、おすすめです。
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