心の容量が増えるメンタルの取扱説明書 ストレスの適応力を高める

『心の容量が増えるメンタルの取扱説明書』とは、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティーワンから発行されました。著者であるエマ・ヘップバーンさんは、神経心理学を専門とする臨床心理士の方です。15年以上の実務経験をもち、私的・公的の両面でメンタルヘルスケアの問題に取り組まれています。

「ふじだい」が気ままに評価してますので、参考程度にしてください。

読みやすさ
難しい
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2
3
4
5
楽に読める
ストレスに対する適応力
身につかない
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2
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4
5
身につく

「ストレスなく生活したい」、「ちょっとしたことで落ち込んでしまう」「すぐにイライラしてしまう」。こんな悩みを抱えていませんか?

毎度のことですが、わたしもその一人です。そのため、どうすれば「ストレスが溜まらずに、気分が安定して過ごすことができるのか?」と思っていました。

本書は、そんな悩みを解決してくれるヒントがちりばめられています。

この記事を読むことで以下のメリットがあります
  • 心がイメージできるようになる
  • 心の安定に必要な基礎を知ることができる
  • 対処法の具体例を1つみることができる

「私はストレスとは無縁の人です」「ストレスがあったとしても解決策をもっています」という人は、この先の記事を読み進めても得られる内容はありません。あなたの時間がもったいないので、ここで読み終えてください。

少しでも、共感できる方はこの先を読み進めてください。

ふじだいさん、ちょっとまって!
ストレスの解決法の前に、「生活するのがしんどいと感じている人」「悩み自体が漠然としている人」「私の性格はストレスをためやすいの?」と感じている人は以下の記事を先に読まれることをお勧めします。


本記事では、本書の要約ではありません。本書のメリットをより理解していただけるように考えて、「ふじだい」なりの目線で、ところどころ引用させてもらいながら解説していきます。

本書の目次は以下の通りです。

本の目次
・はじめに
・心の健康の基礎をつくる
・山あり谷ありの人生を乗り切る方法
・感情の正体を知り、上手く付き合う
・嫌な気分の原因を理解する
・心の容量を増やすー行動編
・心の容量を増やすー思考編
・おわりに

では、解説を始めさせていただきます。

目次

あらすじ

この本を読めば「何もかも思い通りに操れるようになる」とはお約束できませんが、少なくとも、人生においてきわめて重要な「心」の扱い方に気づいてもらえるのではないかと思います。

心をケアするために知っておきたいさまざまな考え方や、ストレスを感じた時の対処法、私たちを不安にさせる原因まで、あらゆるヒントをまとめています。

引用元:心の容量が増えるメンタルの取扱説明書P5.6

現代社会で生活しているみなさんは、ストレスを抱えやすい環境にあります。
毎日やるべき課題がおおく、慌ただしい中、精一杯過ごされているのではないでしょうか?

そのため、気持ちが落ち込んだり、いっぱいいっぱいになることもあると思います。1人で考え込んで、答えが出ず解決できないためにネガティブなループにおちいってしまう人が多いと思います。

そこで、本書では53の豊富な対処法が書かれています。
あなたにあった対処法をみつけて、メンタルの道具箱にいれてください。

ふじだい

あれもこれも入れすぎないように自分に合った道具箱の大きさを選ばないといけませんね。

現代社会

現代は、テクノロジーの発達によって、時間をかけずにさまざまな情報を得ることができ便利になりました。

悪い意味で言えばSNSの更新やメールの管理など、やらないといけないことが増えている気がします。
さらに、日々の仕事や家事、子育てといった日課を送るとなると、効率的な時間の使い方が求められます

わたしは不器用な人間なため、その日のうちにやらなければならない課題を終わらせることができなかったり、100点満点の課題達成を目指して時間をかけすぎたりする傾向にあります。さらに、スマートフォンの興味がない記事をダラダラみてしまったりと、後から1日を振り返って後悔することがあります。

みなさんは心当たりありませんか?

そんな時代を生きるためには、

自分なりの人生設計や行動計画を立てて、必要な課題に対してどこまでで良しとするかを決める必要があると思います。例えば①時間を決める、他には②今日は50点で良しとする。

などを意識する必要があります。

まずは、「心」を理解することから始めていきましょう。

心について

心とは

心 ≠ 脳ではない
心とは、「脳」と「体」と「環境」が合わさったもの

心は脳が支配していると考えがちです。著者は3つ側面が合わさったものとしてとらえています。

例えば、日本人とアメリカ人では文化の違いなど育った環境が異なるため、考え方()が大きく変わると思います。
他には、が筋肉痛で痛みがあると、休みの日でも「今日はゆっくりしようかな」と行動面での考え方にも影響を与えます。

心の安定とは

「自分で自分をケアすること、優しさと思いやりを込めて自分を丁寧に扱うこと。」

引用元:心の容量が増えるメンタルの取扱説明書P16

悩みがまったくない。
いつも幸せと感じる
ネガティブな気持ちを抱かない

人は、必ずストレスを感じますし、嫌なできごとと直面します。そのため、「悩みがない」「いつも幸せと感じ続ける」ことは不可能です。

自分が「嫌な気分」や「不安」を感じた時に、自分でその気分や不安を対処できることでストレスの軽減につながります。その結果、心の安定を得られるのではないでしょうか?

そのためには、自分の感情を理解することが第一歩になります。自分の感情を理解できれば対処する方法へと進めることができます。

ストレスの原因を管理できる道具箱を手に入れましょう!

心の安定の基礎

心の安定の基礎では、2つのステップがあります。

STEP
基本の3つのケア

  1. 睡眠をとる
  2. バランスのとれた食事
  3. 楽しみな小さな予定をチョコチョコ入れる

1と2は当然の内容なので解説は省略します。


3も楽しみは当然だなぁと思いますが、「小さな」「チョコチョコ」の視点がポイントですね!ポジティブなイメージをするだけで気持ちが前向きになりませんか?

大きな楽しみとして、例えば2泊3日の家族旅行は大きな楽しみですね。これも良いのですが毎週はむりですね…1年に1回の楽しみでは、1ヵ月乗り切るには重要なイベントですが1年は難しいですね。


なので、「小さな」「チョコチョコ」が大切なポイントになります。

わたしは、休みの日にコーヒーを豆から手でひいて入れます。それに、チョコレートなどのお菓子をそえます。他には、好きな音楽をながしたり、アロマをつかったりもします。今のわたしのちょっとした楽しみです。


STEP
5つの柱

  1. 運動
  2. 良好な人間関係
  3. 人に与える(GIVEする)
  4. めいそう
  5. 学習


1は当然のため解説は省略します。
2~4は今後、別の記事で解説していく予定です。
5の学習に関しては、

脳にとって新たな発見になることがすべて学習ななのです。

引用元:心の容量が増えるメンタルの取扱説明書P50

ふじだいが趣味でしている読書が自分の心の安定を維持するために必要なことなんだと納得できました。

ふじだいがなぜ読書にこだわるのかは興味がある方は、プロフィールを読んでください。学習は読書以外にも新しいことを実践することは何でも良いです。

他には、①新しいカフェを発掘する。②新しい献立に挑戦する。など何でもいいと思います。

対処法の具体例

人生の満足度は人生がどのくらいうまくいっているかとは関係がなく、失敗を乗り切るすべを身につけられるかどうかにかかっています。

引用元:心の容量が増えるメンタルの取扱説明書P191

成功しなければ、自分の人生は失敗に終わってしまう。とわたしは考えてしまいます。

大事なのは、失敗を乗り越えるための対処法ですね。

以下が、大切なポイントになります。

  1. みんな完ぺきではないことを知る
  2. 失敗が成功につながることを知る
  3. 失敗を受け入れて、どう反応するかを考える

要するに、失敗自体がわるいわけではないこと、失敗は成功につながること、失敗をどう成功につなげていくかを考えることです。

実際に失敗したときにどのようにして対処していくべきかを解説していきます。

  1. 失敗対する意味づけの視点を変える
  2. 失敗した自分に許可を出す
  3. 成功した部分を見落とさない


1.例えば)自分がした失敗を「仲の良い友達が失敗した」と考えてみてください。あなたは何と声をかけますか?わたしは、自分が同じ立場だったら、①同じ失敗してたと思う。②もっとひどい失敗してたと思う。③わたしに手伝えることはある?など優しい言葉が思い浮かぶのではないでしょうか?

2.例えば)失敗しない人は1人もいない。と自分に伝えます。

3.例えば)いつもより、10分早く起きれてバタバタせずに家を出発することができた。こんな小さな成功でOKです。

完ぺき主義と失敗に対する不安感が強いと脳の思考がストップしまいます。そうなると良い部分を見落としてしまい、上手く判断できなくなります。

完ぺき主義や不安患の強さに関しては、本書に対処法が書かれていますので、そちらを参考にしてください。

まとめ

心は、目に見えないですし、これが正解といえるものでもありません。

同じ体験をしたとしてもポジティブにとらえる人もいればネガティブにとらえる人もいます。それによって、成長していく場合も停滞する場合もあります。

できるなら失敗したことを次の成功へのステップとしてポジティブに受け入れる心を手に入れたいですね。それができれば、ストレスに対する適応力を高め、心の容量を増やすことにつながり、人生の満足度が高まるはずです。人生は一度きりなので、今日という日は今日しかありません。達成感のある日、落ち込んだ日、何となく過ぎた日があると思いますが「今日、1日おつかれさま」と自分をねぎらい、明日が楽しみになるような自分に合った道具が本書には書かれております。

その他の対処法が知りたい方はぜひ、購入してはいかがでしょうか?

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